ソフトテニスニュース
  YONEX新製品ラケット試打レポート

ナノフォース レブ 試打レポート
NANOFORCE 7S REV
採点方法:1→悪い(柔らかい・持つ) 2→やや悪い 3 →普通 4→やや良い 5→良い(硬い・弾く)
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シャフトの柔らかさ          
ドライブ回転          
面安定性          
コントロール性           
操作性          
振りぬき具合          
球持ち感          
 ナノフォースシリーズに新たな展開だ。
 今回新登場する「ナノフォース7S REV」は簡潔にいえば、カウンターラケット。相手の打ってきた球を、極限にまで高められた「弾き」によって、相手を瞬殺する。 点で打つという表現がピッタリだ。 相手が渾身のシュートボールを打てば打つほど、「ナノフォース7S REV」はその数倍の速さでシュートボールを相手に返す。相手が振り切った時にはすでに、自分の前にボールが返ってきているということだ。 その分、グッと球を持ってドライブ回転を掛けるということはない。 コントロール性も悪くは無いのだが、球を持たないので、弾くということに慣れる必要が あるだろう。 面安定性は申し分ない。むしろ、2本シャフトのラケットの中ではずば抜けていると 感じる。それは限りなく1本シャフトの部分をなくし、2本のシャフトで面を支えているからだ。 振りぬきはネクステージシリーズ同様、とても爽快である。
今回張り上げたストリングは「ナノジー128」で試打した。このストリングの性能で若干持つ 感じになった。 シャフトの硬さは「ネクステージ7シリーズ」に似ている。ネクステージは持って弾くという 打球感が売りだが、「ネクステージ7S REV」は真逆の打球感ということを覚えていただきたい。 弾くラケットといえば打球感は硬く想像するのが普通だが、このシリーズは極めてソフト。 何故か・・・。 「軟質グロメット」が搭載されているので、衝撃吸収も良く、打球感も柔らかい。 要するに「シュートボールは新幹線のぞみ700系のように速く、だが打球感は意外にソフト。 コントロールよりもまずはスピードを最重視する方」にもってこいなのだ。
いよいよスピード・パワーテニス時代に突入したということか…。
NANOFORCE 7V REV
採点方法:1→悪い(柔らかい・持つ) 2→やや悪い 3 →普通 4→やや良い 5→良い(硬い・弾く)
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シャフトの柔らかさ          
ドライブ回転          
面安定性          
コントロール性           
操作性          
振りぬき具合          
球持ち感          
 こちらは前衛向きラケット。
攻撃力に特化した構造である。こちらも「弾き」を究極に求めた超攻撃型ラケット。操作性は「ナノフォース7S REV」よりも重心が手元にあるので良く、ボレーも大変しやすいという印象。とにかくこのシリーズは「弾く」という一言に尽きる。
それこそが最大の秘密であり、長所。攻撃は最大の防御というのは良く言ったもんだ。そして面安定性がとても良い。あえて芯を外して打って見たが、一言で言おう。
「このラケットでプレーすればミスしない」
ここまで言い切れば誤解が生まれそうだが、極端に面ブレが無くなったのがわかる。ラケットのしなりは全く無いが、1本シャフトの部分がないので、面ブレを感じない。ボレーも高速だが、スマッシュはとんでもない速さになる。楽に振り切っても、ラケット自体でしっかり弾いてくれるので、鋭くて重い、そして弾むスマッシュが打てる。こんなスマッシュやボレーをされたらフォローが…。
ようやくスピード・パワーテニス時代が訪れたといえる。こちらも「軟質グロメット」で衝撃吸収抜群!振り抜きも最高と来た。
「俺は、とことんスピードボールを打ちたいんだ!高速ボレーで相手を弾き返したいんだ!自分の持ち味であるシュートボールにもっと磨きをかけたい!」という方、このラケットを一度お試しあれ。
「ラケットで実力が変わる…」とはよく言ったもんだ。それだけ、ラケットの性能が良くなってきている。その最先端の技術を知らないで何を知ろうと言うのだ。
※このレポート結果は今回試打にご協力いただいた選手のアンケートをもとに作成しました。独断と偏見で感想等はアンケートから抜き出してあります。ご了承下さいませ。



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